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リコー GX200 レビュー水平取りが手軽にできる水平インジケータ搭載 GX200は電子水準器を内蔵し、モニター上に表示される水平インジケータで、水平状態を簡単に確保できる。水平状態をインジケータ表示と音で知らせるように設定することも可能で、カメラを縦位置で構えたときにも働く。
RAW対応のアスペクト比1:1モードを含む、豊富な画像モード
画像サイズでは、縦横の画面比率が1:1で画面が正方形になる「アスペクト比1:1」モードを搭載する。画像サイズは2992×2992ピクセルで、RAW、JPEGの両方で利用できる。
アスペクト比1:1での撮影は、普通なら気にせずシャッターを切るようなシーンでも躊躇してしまうこともあり、被写体を正方形の構図に収めるのは、意外と難しくもあり楽しかった。うまくハマれば面白い写真が撮れるが、正方形の面白さを活かせないと平凡な写真になってしまい、構図の取り方の難しさを再認識させられる。
撮影時に画像のゆがみを補正する「ディストーション補正」広角24mmレンズを搭載するGX200の撮影では歪みが気になるところだが、GX200には歪みをデジタル処理で補正する「ディストーション補正」が搭載されている。樽状に膨らみがちな画像を、完全ではないものの自然なレベルに補正することができる。
ディストーション補正は変形処理により、画像の中心に向かって収縮変形を行う。そのため周囲の画像情報が不足するので、若干画角が変化する。
ディストーション補正は、補正処理をしてからメモリーに記録するので記録にかかる時間が気になるが、バッファメモリのおかげか、実際にはオン・オフでも大きな時間の差は感じられなかった。
ディストーション補正はJPEG(Fine・Normal)選択時のみ利用可能で、連写設定では利用できず、画像モードがRAWモードのときも、DNG、JPEGともに利用できない。 撮影サンプル
色調補正が可能な編集機能
他に画像サイズの変更、切り抜き、90度回転などがあり、スライドショーは順次画像を表示する基本的な機能のみ備えている。
長寿命約350枚の撮影が可能なバッテリーと、撮影の幅が広がる豊富なアクセサリー
※CIPA規格:カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging
Products Association)が定める電池寿命測定方法についての統一規格。
総論:コンパクトながらコダワリ機能を満載、「写真」の面白さを実感できるデジカメ GX200は、今回のモデルチェンジでは目を引くような派手な変更点はないが、個々の機能がブラッシュアップされて、より使いやすくなったという印象だ。ボディデザインが大きく変化していないことからも、高級コンパクトとして多くの支持を受けている、GXシリーズの自信の表れとも受け取ることができる。
GX200を使ってみて感じたのは、まず第一に扱いにとても手間がかかるということだった。カメラとしては当たり前のことなのだが、普段はフルオートやお任せモードで撮影できるデジカメのレビューが多いため、GX200はレンズキャップを外すだけでも面倒に感じられた。 しかし、その手間がかかるところが、GX200の最大の魅力なのは間違いない。 画質の面でも納得のいくレベルで、同じリコー製コンパクトデジタルカメラでも、CCDサイズが小さなR8と比較しても高画質な画像が得られる。RAWでの撮影ができるのも大きな魅力だ。 唯一、気になるのは価格だろうか。最近ではエントリー向けデジタル一眼の競争が激しく、店頭ではズームレンズとセットでも6〜7万円台から購入できる。GX200でコンバージョンレンズなどを揃えると10万円近くになり、価格と画質などトータルではやはりデジタル一眼に軍配が上がる。 ただ、GX200の良さは価格だけで比較できないのも事実で、アナログ的なボディデザインや、コンパクトながらもカスタマイズ性の高さやアクセサリーが豊富なところは、マニア心をくすぐられるポイントだ。 GX200は一般的なコンパクトデジカメでは飽きたらず、よりレベルアップしたいユーザーにもお勧めできるし、すでにデジタル一眼を所有しつつもサブ機として気軽に撮れるデジカメで、いざというシーンではコダワリを発揮することができるカメラとしてもお勧めできる。 また、GX100やGRシリーズでは、発売後にファームウェアのアップデートにより機能向上が図られている。ユーザーへのサポートが手厚いのも特長で、GX200の今後にも期待できるだろう。(H-lab:山地啓之)
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