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富士フイルム FinePix F100fd レビュー新開発の広角28mmレンズ、光学5倍ズームを搭載今回のモデルチェンジでは新開発の広角28mmレンズが採用され、さらにズーム機能も強化された。広角は現在のデジカメ選びの重要なポイントの1つとなっているので、嬉しい対応だ。
光学ズームは5倍となり、35mmフイルム換算で 28mm〜140mm 相当のズームが可能だ。
拡大処理するデジタルズームは利用できるが、光学ズーム時の中央部分を切り抜く擬似的なズーム機能は搭載していない。 F100fdの撮影画像は高画質なので、あとからパソコン上で切り抜いてもよいのだが、有効1200万画素と画素も大きく余裕があるので、切り抜き疑似ズーム機能があっても良いと思う。
撮影状況に応じたシーンポジションなど、多彩な撮影モードを搭載FinePix F100fd で利用できる撮影モードは、[オート] [マニュアル] [動画] のほか、シチュエーションに合わせたシーンポジションが豊富に用意されている。
ほかにも最短約5コマ/秒間隔で連続12コマまで撮影可能な [高速連写]、記録メディア容量一杯まで撮影し続ける [エンドレス連写] など、5種類の連写機能が用意されている。
気になったのは、連写モードから再生モードに切り替えると、次に撮影モードへ戻った際に連写モードが解除されてしまうことだ。連写モードを多用する場合、モード切替のたびに再設定し直さなければならず、面倒に感じられた。 また、連写を多用するとバッテリーの消耗が激しいようなので、注意が必要だ。 有効解像度1200万画素のF100fdで設定できる画像サイズは、12M−F・N(4000×3000ピクセル)、3:2(4224×2816)、6M−F・N(2848×2136ピクセル)、3M(2048×1536)、2M(1600×1200)、03M(640×480)の8種類。 F100fdでは最高感度ISO12800での撮影が可能だが、ISO6400、ISO12800では画像サイズが3Mサイズに制限される。 CCDシフト式手ぶれ補正機構、超高感度ISO12800を搭載 FinePix F100fd では手ぶれへの対応として、手ぶれのぶれ幅を感知して、CCD駆動でぶれ幅を相殺するCCD シフト式手ぶれ補正機能を搭載している。手ぶれ補正のオン・オフはロータリーダイヤルの上方向キーで設定可能で、長押しすると手ぶれ補正の効果をプレビューすることができる。
また被写体ぶれ対策として、高感度ISO撮影が可能だ。FinePix F100fd に搭載されているスーパーCCDハニカムは、高感度撮影でもノイズが少ないのがの特長で、最高でISO12800という超高感度撮影が可能だ。 被写体ぶれ対策としてなら、ISO800程度でもほぼ解決できるケースが多い。そのためISO1600以上の高感度は、被写体ぶれ対策よりも薄暗い環境であってもストロボ発光せず、目で見ている自然な状態で撮影したいといった用途に向いている。 それでもさすがにISO3200を超える超高感度ではノイズの影響を激しく受けるので、画質よりも状況を伝えることを重視する用途向けと思った方がよいだろう。
撮影サンプル
100枚を一覧できるマイクロサムネイル、携帯電話へ転送可能な赤外線通信機能F100fdは電源オン状態で再生モードボタンを押す以外にも、電源オフ状態から再生モードボタンを長押しすると、再生モードとして起動することができる。
再生モードではズームレバーの操作により、4段階で撮影画像のサムネールを参照することができる。 なかでも一度に100枚を一覧表示することができる「マイクロサムネール」機能はユニークだ。メモリーカードの記録容量が大きくなるにつれ、記録される画像枚数も膨大になりつつあり、後から目的の画像を見つけるには手間がかかることも少なくない。 マイクロサムネールを使えばサムネール画像は小さくなるが、目的の画像の位置を判断しやすい。スピードクラス6対応のSDHCカードに収められた画像、100枚のマイクロサムネール表示でも約3秒程度と高速表示が可能で、軽快なロータリーダイヤルの操作で目的の画像も選択しやすい。 ![]() 1枚、2枚(4枚)、9枚、100枚(マイクロサムネール)の表示切り替えが可能。
Z100fdに搭載されているテーマ別に分類できるフォルダ機能や、イラスト調に加工する画像処理機能、BGM付きスライドショーなどは搭載されていない。F100fdは、撮影機能を重視したシリーズの上位モデルとして、それら活用や遊びの要素は省かれたようだ。
約2時間20分でフル充電が可能なバッテリーチャージャーが付属
※CIPA規格:カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging
Products Association)が定める電池寿命測定方法についての統一規格。
総論:簡単なのに高画質、人物撮影に強いデジカメを求めるならオススメ F100fdの特長的な機能を中心にみてきたが、強化された顔検出機能やワイドダイナミックレンジ、高感度撮影に強いスーパーCCDハニカムの採用など、下位モデルとは明らかな差別化が図られており、充実した内容に仕上がっている。
顔検出機能は検出できる顔の角度の範囲が広がり、検出スピードもアップしたことで、使ってすぐに効果が実感できるため、幅広いユーザーに受け入れられるだろう。特に動きが激しく顔の方向が目まぐるしく変化する、子供の撮影を重視するなら最適だ。 また被写体や状況にもよるが、ISO800の高感度でもノイズ感は少なく、画質をあきらめることなく撮影することができる。このあたりは高感度でもノイズに強い、スーパーCCDハニカムのメリットが遺憾なく発揮されている。 逆にワイドダイナミックレンジは、被写体によって効果が実感できる場合とそうでない場合がある。しかも、ISO感度とダイナミックレンジの2箇所を設定しなければならない煩雑さもあり、メリットが実感しづらく地味に受け止められる可能性がある。 比較的利用することが多い、露出補正やホワイトバランスなどを設定する場合でも、メニュー画面を呼び出して数ステップの操作が必要なことから、本機は基本的にフルオートか、シーンポジションでの利用を前提としていると思われる。その意味ではワイドダイナミックレンジは、少しマニアックな機能を搭載したような印象で、本編でも触れたように操作性や使い勝手の面で、もうひと工夫必要だろう。 それら操作性の面で気になる点はあるが、1/1.6型CCD、画素数1200万画素によるF100fdの撮影画像は、かなり高画質であることはお伝えしておこう。特にこれから気候が良くなる春から夏にかけて、外に出かける機会が増える中、F100fdなら満足度の高い画質での撮影が可能だ。 人物撮影が得意で、ぶれに強い、ノイズに強い高画質なデジタルカメラを求めるなら、F100fdは間違いなくオススメできる一台だ。 (H-lab:山地啓之)
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