アップ(接写:マクロ)で撮る

花や小物は近くによって、細かな部分まできれいに撮りたいですよね。でも、アップで撮りたいと思ってもピントが合わなかったり、ぼやけてしまうことがあります。これは被写体との距離が近いから起きる現象で、マクロモードを使えばうまくいきます。
ピントが合う距離には限界がある
デジタルカメラでピントを合わすことのできる距離には限界があり、通常では数十センチ〜1メートルくらいです。さらに近づいて撮影しようとしてもピントが合わずシャッターが切れなかったり、撮影できても画像はボケボケになります。
そんな時はマクロモード(近接撮影モード)に切り替えることで、最短距離を数センチ〜数十センチにまで近づけることができます。マクロモードはデジタルカメラのほとんどに搭載されている機能です。

マクロモードを使う

マクロモード

マクロモードのアイコン
マクロモードはほとんどの機種でチューリップのアイコンで表され、設定はこのボタンを押すだけです。

マクロモード

液晶モニターにもアイコンが表示されます。

マクロモードにすることで、近くの小さな物でもクッキリ撮影することができます。
ズーム機能がある場合、広角側(ワイド)望遠側(テレ)とで撮影できる最短距離が異なります。機種によっては望遠側でマクロ撮影できないものもあります。
また、マクロ撮影ではシャッターを切るときのブレでさえも顕著に表れます。直接シャッターボタンを押すのではなく、セルフタイマーで撮影すればをブレずに撮影可能です。
光学ファインダーの視差(パララックス)に注意!
打ち上げ花火は人混みの中で観覧することが多いので、三脚が使えそうな場所や座ることができる場所の確保も重要です。初めて訪れる会場の場合、警備や誘導をしているスタッフに打ち上げ場所を聞いてみましょう。
打ち上げ場所に近すぎると、花火が入りきらない場合もあるので注意しましょう。

コンパクトデジタルカメラの場合、光学式ファインダーで見えている範囲は、実際に撮影される範囲が見えているわけではありません。右図にあるように光学式ファインダーで見えているところとレンズとは若干のズレがあり、これを「視差(パララックス)」といいます。遠景撮影時には関係ありませんが、至近距離での撮影ほどズレの影響が大きく表れます。
液晶モニターに映っているのは、レンズからの映像なのでズレは生じないので、アップでの撮影には液晶を使用しましょう。

光学式ファインダーで見えている範囲
光学式ファインダーで見えている範囲
撮影される(液晶モニターで見えている)範囲
撮影される(液晶モニターで見えている)範囲
ストロボは控えて、数センチに迫るアップなら三脚を
三脚マクロ撮影時はデジタルカメラ本体と被写体の距離が短くなるので、ストロボ発光すると光が強すぎて反射し明るくなりすぎることがあります。マクロ撮影ではストロボの使用は避けましょう。

また、マクロモードでの撮影は少しの腕の動きが手ぶれ写真になってしまいます。特に数センチの距離まで近づく場合には三脚を使いましょう。

ページのトップへ▲
HOME | レビュー | 基本 | 撮 影 | 転 送 | 編 集 | プリント | 活 用 | La Diary | Casha-log
デジカメの基本から撮影転送編集プリント活用法を幅広くご提供する“カシャリ!”