逆光で人物を撮る

一般的に「逆光での撮影はよくない」 といわれますが、実はプロのカメラマンは人物撮影などでは逆光をよく利用しているのです。撮影時のコツを掴むことで逆光ならではやわらかい光を演出でき撮影スタイルの幅が広がります。
逆光だと人物(手前のもの)が暗くなる
逆光逆光は太陽などの光源が被写体の後にある、つまりデジタルカメラの正面に光源がある状況をいいます。
この場合、オート撮影ではデジタルカメラは光の量が多いと判断して光を抑えようとし、手前にいる人物が暗くなってしまうのです。
このような場合、オート撮影ではどうしても手前の被写体が暗くなってしまいます。


レフ板を使う

レフ板使用

プロカメラマンが人物撮影の際に使う小道具に「レフ板」があります。
レフ板は白い大きな板で、被写体の暗い部分に光を反射して明るく保ち、柔らかい光を当てられます。

プロ向けの大型レフ板を持ち歩くのは無理ですが、携帯用の小さなタイプもあり、店頭では1,500円程度で売られています。レフ板サイズが小さいと部分的にしか照らせないので、顔だけなど対象を絞って光を当てましょう。
レフ板の代わりに白いポストカードでも代用できます。
シルバー/ホワイト面があり、持ち歩きに便利な小さなレフ板。折りたたむと手のひらサイズになる。 レフ板

ストロボを強制発光する

ストロボ強制発光

レフ板を常に持ち歩き、状況に応じて開いたり畳んだりするのも大変です。そこで、デジタルカメラに内蔵されたストロボならレフ板と同じ効果が得られます。

オートでは明るい場所で自動発光しませんが、強制発光させることで暗くなってしまう人物を明るく照らすことができます。


「順光」「サイド光」もある

「逆光」に対して「順光」や「サイド光」があります。
「順光」は逆に被写体の前に光源があることをいい、「サイド光」は被写体の横に光源があることをいいます。順光やサイド光ではオート撮影でも比較的きれいな撮影が可能です。

日差しが強いとコントラストのきつい影ができることがありますが、これもレフ板やストロボ発光で消すことができます。
サイド光
被写体の横から光が当たった「サイド光」です。
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