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リコー R8 レビュー11種類のシーンモードのほか、幅広い撮影機能を搭載
また、いま使っている撮影の設定を自分好みの設定として、2つまで登録できる「マイセッティングモード」が用意されている。撮影の設定が幅広く行える R8 では、重宝しそうな機能だ。
1cmマクロや AE/AF ターゲットの移動など、マニアックな撮影に対応R8 は広角側では最短1cmまでの「1cmマクロ」を搭載し、約28×21mmの範囲を撮影可能だ。
望遠側でもマクロ利用は可能で、約25cmまで近づくことができる。
前モデルではマクロ撮影時に限ってフォーカスフレームの移動が可能だったが、R8 では通常撮影でもオートフォーカス(スポットAF)に加え、自動露出(スポットAE)の移動にも対応した。
撮影モードで ADJ. ボタンを押して、ターゲットを AE、AF、AE/AF のいずれかに設定すると、画面上の十字カーソルが移動できるようになり、好きな場所へフォーカス、露出ターゲットを移動することができる。例えばカメラを三脚に固定し構図を保ったまま、フォーカス位置や露出位置を変えながら撮影したいときに便利だ。
CCDシフト式手ぶれ補正、最高感度 ISO1600でブレを防ぐR8 は手ぶれへの対応として、CCDシフト方式による手ぶれ補正機能を搭載している。
これは撮影時にぶれが生じると、カメラ本体内部のセンサーがぶれ幅を即座に感知し、それに応じてCCDが水平・垂直方向に高速で移動して、ぶれ幅を相殺する仕組みで、画質に影響を与えずに撮影することが可能だ。 手ぶれを防ぐ方法としては、[スローシャッター速度制限] もあり、シャッタースピードが遅くなるのを制限して手ぶれを防ぐことができる。
撮影サンプル
編集状況を視覚的に把握しやすく、操作しやすくなった色調補正機能再生モードでは、画像1枚表示からズームレバーの操作で、20枚までのマルチ表示が可能だ。
これまでも色調補正機能を含む編集機能を搭載していたが、R8 では編集画面が変更され細かな操作が可能になった。
他に編集機能としては画像サイズの変更、切り抜き、90度回転などがあり、スライドショーは順次画像を表示する基本的な機能のみ備えている。
薄型バッテリーで、長寿命約270枚の撮影が可能
※CIPA規格:カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging
Products Association)が定める電池寿命測定方法についての統一規格。
総論:いろいろな撮影法を楽しみたい、コダワリユーザーにオススメR8 の特徴的な機能を中心に見てきたが、以前にレビューした前モデル Caplio R7 で気になっていた、起動時やズーム操作時の駆動音や ADJ. キーの機能拡張など、多くの部分が修正されている。これらはユーザーからのフィードバックによるものと思われ、次のモデルでちゃんと改善してゆくユーザー目線に立ったモノ作りの姿勢がうかがえる。 今回のモデルチェンジで目を引くのは、一新されたボディデザインだ。デジカメらしくなく、道具としてのカメラらしいデザインに、心をくすぐられるユーザーも多いのではないだろうか。 機能面でも「アスペクト比1:1」モードや、高解像度の液晶モニターなど撮影が楽しくなる、他社にはないユニークな機能も数多く搭載されている。 逆に他社のコンパクトデジタルカメラにあって、 R8 に無いのが LUMIX シリーズの「おまかせiA」に代表される、被写体を自動判断して最適なモードを選んでくれるシーン判別機能だ。この春のデジカメ新製品でも採用するモデルが増えており、今後のトレンドとなりそうな機能だ。 しかし、過去の Caplio シリーズや今回の R8 を見ていると、方向性としては「おまかせ」とは逆に、「自分で設定し、撮影する」ことに喜びを感じるコダワリ派向けの機能が多く、R8 を選択するユーザー層にとってシーン判別機能は不要かもしれない。その点では「全部入り」と称されることが多いシリーズだけに、これから搭載する機能のバランスが難しいところだろう。 基本的にはフルオートでも全く問題がないが、カメラにおまかせでOKというよりも、状況や目的に応じて、いろいろな撮影法を試して楽しみたいコダワリユーザーにオススメのデジカメだ。 (H-lab:山地啓之)
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