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ニコン COOLPIX S600 レビューAFエリアが被写体を追従するキッズモードを含む、14種類のシーンモードCOOLPIX S600 で利用できる撮影モードは、オート撮影の [撮影] のほかに、感度ISO2000まで自動設定される [高感度] 、シチュエーションに応じて最適な設定がされるシーンモードとして [キッズ] [ポートレート] [風景] [スポーツ] [夜景ポートレート] [パーティー] [海・雪] [夕焼け] [トワイライト] [夜景] [クローズアップ] [ミュージアム] [モノクロコピー] [逆光] が用意されている。
シーンメニューでズームキーのテレ側 [T] キーを押すと、シーンの解説を参照することができる。
新たに追加されたキッズモードは、あらかじめ特定の被写体にAFエリアを合わせて登録しておくと、被写体が動いてもAFエリアが追従する機能で、動き回る子供や動物の撮影に向いている。
被写体の動きが速すぎると、AFエリアが外れることもあるが、すぐに追いついてくれる。説明書では画面から被写体が外れると登録も解除されるとあるが、一瞬外れてもすぐに画面内へ戻れば追従は保たれることも多かった。 キッズモードは機能的に便利だが、アイコンとネーミングが気になる。キッズモードのアイコンは子供の顔をAFエリアが囲っているアイコンだが、キッズモードでは顔検出機能が利用できないので、顔検出して追従するような誤解を与えるのではないだろうか。キッズモードでは子供や顔に限らず幅広い被写体に対してAFエリアを登録できるので、もっと違ったネーミングが良かったのではないだろうか。 シーンモード以外の撮影モードではカラーを変えながら撮影できる、「ピクチャーカラー」がある。選べるカラーは従来の5種類に、「パステル」が加わり6種類となった。
顔認識AF、手ぶれ補正など必須機能も搭載COOLPIX S600には、コンパクトデジタルカメラではすでに必須機能となった手ぶれ補正機能、顔認識機能も搭載する。
COOLPIX S600が採用する手ぶれ補正機能は、撮影時のぶれ幅を感知してレンズ駆動により打ち消すレンズシフト方式手ブレ補正(VR)で、画質に影響を与えない。そして手ぶれ補正は、動画撮影にも対応する。
顔認識オートに設定しているときでも風景などを撮影する場合は、9つのAFエリアが働く。
ISO3200 での高感度撮影に対応COOLPIX S600 では最大でISO感度3200まで利用することができる。高感度モードやシーンモードでは、状況に応じて最高感度2000までに自動設定され、ISO3200は撮影モードにおいてマニュアル設定したときのみ利用できる。
実際にはISO800あたりでもノイズの影響が大きく、平面的な画質になりがちなので、動きが予測できない子供や動物に対し、被写体ぶれを防ぎたいときに高感度モード、夜景を明るく撮りたいときにマニュアル設定でISO3200というように、特定の状況での利用に限った方がよいだろう。
ただノイズが多い場合でもブログへの掲載目的で、画像編集ソフトを使って縮小すれば、ノイズも気にならなくなるので使用目的によっては充分使うことができる。 撮影サンプル
モード切替の柔軟さが欲しい、再生モード再生モードは、背面の再生ボタンを押すと利用できる。
再生画像の表示はズームキーの操作で1枚、4枚、9枚、12枚のマルチ表示が切り替え可能で、メニュー操作によって撮影日一覧の表示もできる。 前モデルでは利用可能だったカレンダーモードは省略された。おそらく撮影日一覧でも、日付単位での画像検索ができるとの判断からだろうが、カレンダー表示があれば数週間前までの画像内容を、さかのぼって把握しやすいので個人的には残して欲しかった。
再生モードでは操作性で気になることがあった。というのも再生モードから撮影モードに切り替えるには、再生ボタンを再度押して、再生モードを解除する形でないと切り替えることができない。
確かにそれはもっともな手順ではあるのだが、他社では再生モード中でもシャッターボタンを半押しすると、自動的に撮影モードに切り替わったり、電源オフの状態でも再生ボタンから再生モードで起動できるなど、少ない手順で直感的に操作できるものが増えている。 ちょっとした手順の差だが、面倒に感じることがあった。 特にCOOLPIX S600は綺麗な液晶モニターを搭載しているので、直接再生モードで起動して撮影済み画像を鑑賞できるようになっても良いと思う。 約100分でフル充電、約190枚撮影可能なバッテリーが付属
※CIPA規格:カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging Products
Association)が定める電池寿命測定方法についての統一規格。
総論:常に持ち歩ける高品質でクールなコンパクトデジタルカメラCOOLPIX S600のポイントは高画素化されたCCDと光学4倍ズーム、大型になった2.7型液晶モニターの採用だ。これらはいずれもマイナーアップデートのような変化ではあるが、触ってみると非常に高品質なレベルでアップデートされていることが判る。
例えば画素数は従来の有効810万画素から有効1000万画素のアップに伴い、撮像素子も1/2.5型CCDから1/2.33型CCDに変更されている。撮影画像をパソコンの画面上で拡大表示しても、非常にシャープだ。また液晶モニターの表示も綺麗で、撮影時のファインダーとしてだけでなく、画像の鑑賞としても満足できるクオリティを持っている。 過去のモデルでは見た目の精悍さの割には液晶モニターの映りがイマイチであったりと、内と外とでアンバランスな部分もあったが、COOLPIX S600では高品質なところでバランスがうまく取れているように思う。 そんな中、操作性では気になることもある。例えばメニューやセットアップ画面で操作しているときに撮影モードへ戻ろうとすると、必ずMENUボタンを押さなければメニュー画面を抜けられないといった操作の流れの堅苦しさだ。 なにかしら設定を終えれば撮影モードに戻ることが最も多いはずなので、メニューで設定をして、すぐに撮影モードへ移りたい場合には、シャッターボタンの半押しで切り替えできるといった臨機応変さが欲しい。 高速起動やロータリーマルチセレクターによって、ある部分では操作性の軽快さは感じられるものの、モードやメニューの切替など別の部分では軽快さが足りなく感じられた。 シーン自動判別といった最先端を感じさせる派手な部分はないが、それ以上に高画質な撮影が可能なことや、高画質な大型液晶モニターの採用など満足感が得られるポイントは多い。COOLPIX S600は物としての質感が高く、常に持ち歩ける高画質なコンパクトデジタルカメラを求めるならオススメできる一台だ。 (H-lab:山地啓之)
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