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Adobe Photoshop CS / Photoshop Elements

赤目を補正する

Photoshop CS に赤目補正専用の機能は用意されていません。しかし、それは Photoshop CS で赤目補正ができないわけではありません。もともとワンタッチで補正してくれる機能がないだけで、いくつかの機能を組み合わせることで赤目補正はできるのです。

Photoshop CS2 以降、Photoshop Elements 3.0 以降には、ワンクリックで赤目補正ができる「赤目補正ツール」が搭載されています。
手動で丁寧に赤目を補正する
Photoshop CS での赤目補正は自動でない反面、補正のかかり具合を自分で加減しながら操作することが可能です。










「赤目補正」 - 赤目を直す -

1 編集したい画像を開きます。

2 ツールボックスから、色の置き換えツールを選択します。これはドラッグした部分の色を別の色に変化させることができるツールです。
 

3 色の置き換えツールのブラシサイズが赤目部分よりも小さくなるように、オプションバーの直径を変化させて調整します。調整後のブラシサイズは画像上で確認しましょう。[硬さ] は30%前後がブラシの輪郭がぼやけすぎず、硬すぎず作業しやすいです。

4 続けてオプションバーで色の置き換えツールの設定をします。
[モード:カラー] とし、ドラッグし始めた色のみを参照するように [サンプル:一度] に設定、[制限:隣接されていない] とします。
[許容値] は赤い目のどの程度の赤までを変化させるかを設定します。赤目の程度によりますが、とりあえずは30〜40%前後の範囲で設定しておきます。
変化する色の輪郭が滑らかになるように [アンチエイリアス] のチェックをオンにします。
 

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次に赤目の赤を置き換える色をスウォッチパレットから選択します。ここでは黒を選択しましたが、顔がアップの場合だと、瞳孔部分は黒い以外の微妙な色も見えるので、茶色がかった黒などを選択した方がよい場合もあります。


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色の置き換えツールで、赤目部分をドラッグします。このときドラッグし始めたカーソル中心部分の色を基準として変化していくので、その基準を失わないようにマウスボタンのプレスをしたまま瞳孔部分を一気にドラッグしましょう。


  オプションバーの設定で、[制限:隣接されていない] としているので多少はみ出るようにドラッグしても他の部分の色は変化しませんが、できるだけ瞳孔からはみ出さないようにドラッグしましょう。

 

もし、ドラッグしても赤目の狭い範囲しか色が変化しない場合は、必ずヒストリーパレットで作業を取り消してから、オプションバーの [許容値] の数値を上げて、再度ドラッグをやり直して下さい。
[許容値] を上げた場合は、変化する色の範囲が広がるので、 瞳孔からはみ出さないようにドラッグしましょう。


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これで作業完了でもよいのですが、瞳孔がグレーになって不自然に感じられる場合もあります。その場合は瞳孔の色を少し濃くしましょう。ここでは焼き込みツールを使って色を濃くします。ツールボックスから、焼き込みツールを選択します。

 

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